皆さん、こんにちは。
ワオライフサポートのスタッフです。(‘◇’)ゞ
声を出して思いを伝えることが難しい利用者様と向き合う中で、
私たちヘルパーにとって大切な役割のひとつが「コミュニケーション」です。
その中で活用されているのが、瞬きや視線などの合図をもとに意思を読み取る「口文字」です。
今回は、この口文字について、実際の現場で感じたことや大切なポイントをお伝えします。
最初に
やり方はシンプルで、利用者さんの口の動きでヘルパーが五十音を読み取る。
「あ・い・う・え・お…」
その中で、利用者さんがまばたきや目線で「今の文字」と合図をくれる。
それを1文字ずつ拾って、言葉にしていく。
正直、最初は全然通じなかった。
初めてやったとき、驚きました。
どこで反応したか分からなくて、「あれ?今ですか?」って何回も聞き返すことが多く、
理解するまでに長い時間がかかりました。
利用者さんの伝えたいことが伝わらない。
必死に読み取ろうとしていても空回り。
あの空気、今でも忘れません。
「あ」から始まる会話
ある日、ゆっくりいつもより“間”を意識してやってみた。
「あ」の口の動きに「あ、ですか?」――パチッ(まばたき)
「“あ”」
そこからまた次の行。
「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・は…」――パチッ
そうやって一文字ずつ拾っていく。
時間はかかるけど少しずつ、”言葉”が見えてきます。
初めて伝わった言葉
そのとき完成した言葉は、「ありがとう」でした。
たった5文字。
でも、その5文字が出てきた瞬間、ほんとに鳥肌が立ちました。
「伝えようとしていること」が分かったとき、嬉しいのと同時に少しちょっと泣きそうになりました。
この仕事の難しさと大切なこと
口文字は簡単そうに見えて、実はすごく難しい。
・焦るとズレる
・思い込みで進めると間違う
・集中力もかなり使う
でも一番大事なのは、たぶんこれ。
「ちゃんと向き合うこと」
早く終わらせようとすると、伝わらない。
ゆっくりでもいいから、丁寧に。
それだけで、ちゃんと会話になります。
最後に
「あいうえお」で会話するなんて、この仕事をするまで知りませんでした。
でも今は思います。
言葉って、声だけじゃない。
時間がかかっても、方法が違っても、ちゃんと伝わるし、“届く”。
この仕事をしてなかったら、きっと一生知らなかった世界だなと思いました。
今日も「あ・い・う・え・お」で会話してます!


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